
コーポレートサステナビリティ
「シューケア・フットケアを通じ日本に新しい靴文化を創造する」
アールアンドデーでは1975年の創業以来、この経営理念をもとにシンプルで正しい靴のお手入れを一般の消費者に啓蒙し標準化するため企業活動を展開してきました。シューケアを通じて「モノを大切にする」というサステナブルな行動と文化を根付かせ、持続可能な社会の実現をアールアンドデーは目指しています。
「靴磨きを通じて持続可能な社会の実現を」
天然皮革は究極のサステナブル素材です。畜産副産物である動物の「皮」を鞣して「革」に転換し、ムダを出さずに人々の生活用品として活用しています。
天然皮革素材はお手入れすることで、柔軟性、耐久性、光沢が増し、長く使用することができます。また、皮革は100%自然に迷る環境にやさしい素材でもあります。人類最古の製造技術と言われる天然皮革の良さ、すばらしさを世に伝え、持続可能な社会の実現に向けた一翼を担います。


環境への取り組み
エコプロダクツの開発
木工製品を作る際に出る木片や、ホタテの貝殻といった廃材を活用した商品を取り扱っております。
廃棄される木材を使用した「ウッドシューホーン マレーカリン」や、ホタテの貝殻を有効活用した消臭パウダー「デオドラントパウダー」。ヒノキの廃材をふんだんに使用した「ヒノキドライ」天然のアメリカ杉のチップを使用した「シダードライ」は、「使いきり」ではなく、陰干しをすれば何度も使える「リユース」が可能な環境に優しい、シューケア・レザーケアアイテムです。





自然由来商品の開発・リリース
アールアンドデーが取り扱う「M.MOWBRAY PRESTIGIO」(エム・モゥブレィ プレステージ)やフランスブランド「FAMACO」(ファマコ)のエコラインでは自然由来の成分を積極的に使用したレザーケアアイテムをリリースしています。
「M.MOWBRAY PRESTIGIO」シリーズは既存のラインナップのレシピを活かしながらも、原材料を「ナチュラル」「天然」「上質」なものにこだわり、厳選しています。環境問題への関心やエコに関する興味が広く一般的になりつつある中で、消費者の皆様に納得していただいた上でご使用いただける商品開発を進めています。





環境配慮型パッケージの導入
商品パッケージや販促備品の素材を見直し、プラスチックごみの削減や環境配慮型パッケージの導入を進めています。
アールアンドデーのロングセラー商品である「M.MOWBRAY デリケートクリーム」や「M.MOWBRAY ステインリムーバー」の詰め替え用をリリースし、本体容器を再利用できるようにしました。今後、プラスチックパッケージは再生PET素材やバイオマス素材を取り入れたものへ順次、切り替えを進めています。その他にも、FSC認証紙やベジタブルオイルインキを採用した環境配慮型パッケージを積極的に取り入れています。
これまでお取組み先様へ販促備品として提供していた「販売用プラスチック袋」を廃止し、有料の「紙袋」に切り替えました。



リサイクル活動
日々、発生する大量の段ボールはすぐに廃棄に回さず商品の管理や出荷に再利用しています。また、社内では資源ごみの分別を徹底し、廃棄段ボールと紙資源を管理する箱を設置しています。
商品のパッケージ変更をする際には、お取組み先様へ店頭での販売切り替えにご協力いただいています。また、容器包装リサイクル法に遵守し、該当容器には指定識別マークを表示させるといったコンプライアンスの徹底に努めています。





地域・社会への取り組み
事業を通じた教育・文化への貢献
企業様に靴磨きを体験・体感していただくために、法人様向けのセミナーや靴磨き研修を実施しています。人材教育の一環、企業内の福利厚生としてご利用いただくなど、企業様のご要望に合わせてご相談・ご提案が可能です。
靴を美しく保つことは、日常の身だしなみ、立ち振る舞い、言動を省みる「自分磨き」のきっかけにもなります。受講される方々の日々の生活が、より豊かで輝かしいものになることを願い、アールアンドデーでは社員教育や福利厚生の現場で積極的に講習会を開催しています。




伝統技術の継承
“各地のメーカーとコラボレーションし、日本の伝統技術を活かしたシューズケア商品の企画と開発を行っています。
日本製シュートリー(シューキーパー)「Sarto Recamier×Nakada Last(サルトレカミエ×ナカダラスト)」の他、土佐ヒノキのシューケアボックス、倉敷帆布のシューケアセット、淡路瓦の収納スタンド、瀬戸焼のハンドラップなど。
日本に古くから伝わる伝統の技術を守り、未来へ継承するために、各地で地場産業を営むメーカー様とコラボ商品を開発し、国産の優れた製品をユーザーに提供しています。”



協会活動を通じた業界への貢献
“2017年に9月23日を「靴磨きの日」と制定し、一般社団法人日本記念日協会より認定を受けました。制定後は毎年秋に「靴磨きフェス」を開催し、革製品の魅力や靴磨きの楽しさを発信しています。
また、サステナブルな行動である「シューケア・レザーケア」がより普及・注目されることを目指し、【一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会】の活動に参画しています。協会の活動の中では靴磨き職人(シューシャイナー)やメーカーに呼びかけ、企業の枠を越えた活動通じ、皮革製品の文化を日本に、そして世界に発信しています。さらに、協会では靴磨きお手入れに特化した「シューケアマイスター」や革小物やレザーバッグのお手入れをコンサルティングできる「レザーケアマイスター」といった検定制度を設けています。
また、一般社団法人日本メンズファッション協会日本ファザーズ・デイ委員会が主催するベスト・ファーザー イエローリボン賞を通じ、チャリティ商品を提供しています。”
モノを大切にする情報発信
“私たちは、この考え方を広めるために靴磨きや革の保湿、クリーニングなど、革製品を育てるためのノウハウを、SNSを通して広範なユーザーに向けて発信しており、総フォロワー数は現在で10万人に達しています。(※2024年2月現在)
また、2023年にはM.モゥブレィブランド公式アプリを開発しました。このアプリではユーザーが革製品のお手入れ方法や最新情報をお届けしています。
さらに、シューズケアをより身近に感じてもらえるよう、ワークショップや靴磨き職人(シューシャイナー)を招いたイベントを開催し、動画やテキストでは得られないリアルな情報を提供しています。”




ガバナンス・経営・組織運営
安心・安全な品質の確保
当社の取り扱う全ケミカル商品は財団法人日本中毒情報センターに組成、成分情報、MSDS(製品安全データシート)を登録しております。万が一お客様の誤使用及び誤飲などによる事故が起きた場合、日本中毒情報センターの管理する中毒110番により、迅速かつ的確な処置方法をご案内できるように万全を期しております。また当社にお問い合わせ頂いた場合、中毒110番つくばセンター、または大阪センターの連絡先を迅速にお伝えできる体制を取っております。




健全で透明な経営
弊社がもたらす社会的意義や、それに基づく活動を通じ、持続可能な社会形成を担うべく、すべてのステークホルダに対して公正かつ誠実に行動し、積極的に企業情報を開示してまいります。


労働環境の維持と向上
全ての従業員に均等な雇用機会を提供し、健全な労働環境の維持向上に努めています。ワークライフバランスに配慮した就業環境の整備、非喫煙者に毎月、健康手当を支給しています。



人材育成
人材育成による労働生産性を向上させるため、講師を招いたビジネスマナー研修をリアル開催しています。社員教育の目的は人間性を高めることにあり、企業の価値、ブランド力の向上には人財の育成が重要と考えています。当社では研修を通じ社員教育を行うことで良い習慣を身に着け、正しいものの見方、考え方を学び、自分の頭で考えられる人間になり、価値観を共有できる集団を目指します。



