靴磨きの道へ進んだきっかけ|革靴 NAOTのTETE【STAFFBLOG】

みなさま、はじめまして。今年の4月からR&Dに入社した清水です。
初めてのブログでは、私がシューケア(靴磨き)の道へ進んだきっかけをご紹介したいと思います。

私が靴に興味を持ち始めたのは、二年前の春、初めて自分で革靴を購入したからです。働き始めたお祝いとして、なにか特別な靴を買いたいと悩みました。両親に相談したところ、歩きやすいと薦められたのが、イスラエルのブランド「NAOT(ナオト)」です。そのブランドの中で、一番形が気に入ったTストラップの黒いパンプス「TETE(テテ)」を購入しました。

今まであまり靴にお金をかけていなかった私にとって、勇気を出して買った靴はとても大切なものとなりました。革靴を履いて毎日を過ごしているうち、自分は靴が好きなのだと気がつきました。そして、靴作りを学ぶ学校へ進学することを決めました。


NAOT(ナオト) Tストラップの黒いパンプス「TETE(テテ)」

実際に、入学して靴作りに関わってみると、私が想像していたより、遥かに長い時間がかかることが分かりました。



「こんなに大変なのか」と驚きもしましたが、沢山のパーツが様々な工程を踏んで、少しずつ一つの靴になっていくことは、とても楽しかったです。自分が想像した通りの靴を、作り上げることが出来たときは、特別に嬉しく感じました。



そして、全ての工程の最後に行う作業が、仕上げと呼ばれる靴磨きです。靴磨きを行うことで、苦労して製作した靴がより輝いて見えました。その時、靴磨きを教えに、学校へ来たのが弊社のR&Dのスタッフでした。




靴磨きの授業では、最初に革に関する知識を教えてくれました。そして靴磨きの実演を見たあとに、持参した靴や財布を自分で磨く時間がありました。革製品は、それぞれ注意するべきことが多く、どうケアをするべきか質問しながら磨きました。


弊社スタッフが持参した沢山のケア用品の中に、知らないうちに愛用していたM.MOWBRAY (エム・モゥブレィ)シリーズのアニリンカーフクリームがあり、とても驚いたことを覚えています。

赤色のデザインのクリーム M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム



プロに教わりながら自分で磨いた靴はひときわ輝いて見えて、改めてケアをする大切さを知り、そして愛着がさらに湧いてくるのです。学校まで履いてきた靴をピカピカに磨いたので、帰りは靴の輝きを確認するために下を向いて歩いたほど嬉しかったです。

靴作りを学んだからこそ、靴作りの大変さと楽しさ、そしてきれいに完成した靴の裏側に、どの様な流れが詰まっているか想像することが出来ます。そして、私自身も長く愛用している大切な革靴があります。だからこそ、靴を大事にすることに大きな意味を感じ、シューケアの道へ進むことを決めました。これからは仕事としても、靴に向き合っていきたいと思います。



早く一人前になって、皆さまの靴を磨ける日を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

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